ソーシャルキャピタルを活用したリハビリテーション

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ソーシャルキャピタルを活用したリハビリテーション

講師

石垣智也 先生(PT,Ph.D)   
川口脳神経外科リハビリクリニック  
畿央大学大学院健康科学研究科
講師

研修内容

1.28,ひゅっぐりー研修を行いました。

■脳卒中後10年経過で「よりよく生きる人」とは?
セルフケア、健康リテラシー、人々との肯定的なつながりがその後の幸福に重要である。
「新たな健康習慣」「社会と家族とのつながり」がキー。

■生活機能の構造
知的能動性・社会的役割が生活機能が一番高い。
しかし、こちらも加齢に伴って落ちていく。
→知的能動性・社会的役割が最初に低下する。

■マズローの欲求5段階説
安全欲求と社会的欲求の間には、越えにくい壁がある。
社会的欲求と尊厳欲求間であれば、さらに越えにくい壁がある。
高次な欲求を満たすほど、人間のQOLは満足する。

■生活期リハビリに求められる視点とは?
通院・通所・訪問リハビリとは、リハ場面とは別に在宅生活を営んでいる。
入院・施設は一定の環境下で常に専門職が関われる。

生活期だと、個々の生活の一部でリハビリが提供できる。
その分、介入の視野の広がりを求められる。

自己管理、環境因子、個人因子の視点に基づいた自己管理が求められる。
健康行動の自己管理=「自主リハビリ」「身体活動」「社会参加」

■効果
自己管理支援は、基本的・応用的な日常生活の改善、介護や死亡などの結果減少にも貢献。
週に150分程度の運動が理想。

■高齢者への効果
軽強度の運動(ストレッチや散歩など)でも十分な効果を認める。
高強度(水中訓練や太極拳)でも認めるが、まだ報告が少ない。
45分/週以上の高強度運動は効果が高い。

■座位行動が多いと歩行障害が発生しやすい。
 軽強度活動が多いと発生しにくい。
 社会参加の程度が良好であるほど、効果は顕著になる。

■リハビリ病院の矛盾
 実は、多くの病院では日中の90%弱が座位経過だった。
 在宅に戻ると、活動量が減少していたという事実。
 →リハビリが無いから活動量が減少してしまう。
 抑うつ奨励では退院後に低活動になる。(HADSの抑うつスコア8点以上) 

■慢性疾患を有すると、低活動の割合も高い。
 →脳卒中であれば25%程度。
 効果への疑い、意欲の低さ、疲労感、痛みなどが障壁になっている。
 個人の生活特性や価値観を考慮した介入が必要になる。

■HAPA理論
 意図はあるものの、実際の行動に反映できないことを、「計画という要因を考慮」することで説明する心理モデル。
 目的とする健康行動の実施に対して評価を行うことで、なぜ対象者が健康行動を行わないのかを考察する。

■質問紙評価
 質問紙評価の再現性は低い(機器での計測値とバラつきあり)
 高齢者の身体活動は、身体活動量計を用いる。(METsを基準に分類)

■在宅でも行える歩行能力評価
 2ステップテスト→最大2歩幅が身長に占める比率(割合)を算出して能力を好いて
 比率90%以上であれば、屋外独歩・歩行が可能である。

■長期的な効果
頑張った量に比例して改善はするが、継続が難しい。
→だからソーシャルキャピタルが必要になる。

■ソーシャルキャピタルとは?
 社会的関係性が豊かであるほど、死亡へのリスクが低下傾向。
 人々の協調行動を活発にすることによって、社会の効率性を高めることのできる信頼と規範とネットワークといった社会組織の特徴。
 「ネットワーク」「社会的信頼」「互酬性の規範」
 結束型・連結型・橋渡し型がある。

 結束型=排他的、個人の自由を制限する側面がある。
 連結型=つながりのある人とない人との不病棟がある。
 橋渡し型=組織のまとまりが弱くなる。悪い習慣などが広がりやすい。

ひゅっぐりーでは奇数月に外部講師を招いて研修を行っています。
次回は高知より在宅看護専門看護師さんがきて講師をしてくださいます。
https://www.kochinews.co.jp/sp/article/168060/

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